源泉数、湧出量ともに日本一の別府温泉
別府市内には泉質や雰囲気を異にした温泉が数百あり、それらは歴史の異なる8箇所の温泉郷を中心に分布しており別府八湯(べっぷはっ とう)とも呼ばれています。同じ市内でも温泉地ごとに趣があり、入浴形態も様々なので一度にいろいろな温泉を満喫することができます。
竹瓦温泉
唐破風造(からはふづくり)の豪華な屋根をもつ別府温泉のシンボル的な存在。天井の高いロビーは昭和初期のイメージを残しており、湯上りにくつろげるスペースとなっています。現存する日本最古のアーケード「竹瓦小路アーケード」でつながっています。
別府八湯温泉まつり
毎年4月1日の温泉感謝の日と4月第1週の週末を中心に開催されるお祭り。期間中は市内多くの共同温泉が無料開放され、商店街には温泉神社の神輿が繰り出し、神輿に温泉の湯をぶっかける行事が行われる。
別府地獄めぐり(海地獄)
含有物によって青、赤、白などの様々な泉色を呈する温泉や間欠泉などの特色のある源泉を観光バスで巡る別府観光の目玉。硫酸鉄によってコバルトブルーの色をしている海地獄では、卵を竹籠に入れて地獄の湯に浸けて茹でた温泉卵が名物です。
湯けむりライトアップ(鉄輪温泉)
源泉の大半が集中し湯治場の面影を濃く残し、レトロな町並みと別府地獄めぐりの多くがある鉄輪温泉で週末に行われる湯けむりライトアップ。「日本夜景遺産」にも認定され幻想的な湯の町の景色が楽しむことができます。
別府海浜砂場
ラグビーW杯2019の際にニュージーランド代表オールブラックスが訪れて話題になりました。浴衣を着て砂に寝転び、砂かけさんに砂をかけてもらったら海を眺めながら体も心もぽかぽか、リフレッシュすることができます。
湯の花小屋(明礬温泉)
世界唯一の小屋方式から生まれる明礬温泉地区ならではの湯の花は、昔は薬として飲用・塗布され、現在は入浴剤として利用されています。「別府の湯の花」を製造する技術は重要無形民俗文化財に指定されています。
四季折々の絶景
湯けむりが立ちのぼる街並みが印象的な別府ですが、桜、花火、地獄、霧氷、炎、夜景、ミヤマキリシマ、夕景、祭り、青く広い空と海。
どの季節に訪れても旅人を癒し、感動させる風景と必ず出会う事ができます。
城島高原パーク
日本初の木製コースター「ジュピター」をはじめとする九州有数のスリルライド群に加え、「キッズ・ドライビング・スクール」など大人も子供も楽しめるアトラクションがそろうリゾート施設。春には総数約 2000本の桜が咲き誇ります。
鶴見岳霧氷
霧氷は氷点下の環境で霧が樹木に付着し、氷となって発達する現象。別府ロープウェイで10分ほどの鶴見岳(1375メートル)山頂で例年11月下旬から3月中旬の間、一帯が氷に包まれた神秘的な世界となります。
扇山火祭り
毎年4月1日の温泉感謝の日と4月第1週の週末を中心に開催される『別府八湯温泉まつり』のメインイベント。夜空に浮かび上がる炎のシルエットが別府に春の訪れを告げ、扇山を包むように大きな炎が夜空に映える様は幻想的です。
別府の食は体に優しい
「別府 ご飯」はとにかく美味しい。海のもの山のもの、どちらにも恵まれ鮮度が高いまま食卓にあがります。地獄蒸しや温泉水を使用したヘルシーな調理法にこだわった宿も多く、温泉と食で体を充分に休めることができます。
地獄蒸し
食材をざるにのせ「地獄蒸し釜」と呼ばれる約100度の温泉の蒸気が噴き出す釜の中に入れ、蓋をするだけ。鉄輪では江戸時代から用いられていた調理法。素材の旨みが凝縮され余分な油を落とすので美味しくてヘルシーと評判です。
とり天
「大分県民のソウルフード」とも言えるご当地グルメ。大正時代に別府市に誕生した大分県初のレストランがルーツと言われています。「唐揚げよりさっぱりしていて、通常はぽん酢とカラシを付けて食べます。お土産の「とり天せんべい」も人気。
別府冷麺
戦後、満州から移り住んだ人々が朝鮮民族の冷麺を別府に広めたのがはじまり。麺の小麦粉の配分を増やし、スープを和風ダシに変え、チャーシューを牛に、キムチはキャベツにと独特の発展を遂げました。別府冷麺公式HPもあります。